電子ブックライシテから読む現代フランス――政治と宗教のいま (岩波新書)無料ダウンロード

ライシテから読む現代フランス――政治と宗教のいま (岩波新書)

によって 伊達 聖伸


3.6 5つ星のうち(4人の読者)

電子ブックライシテから読む現代フランス――政治と宗教のいま (岩波新書)無料ダウンロード - 内容紹介 数々のテロ事件を受け、フランスはいま政治と宗教、共生と分断のはざまで揺れている。国内第二の宗教であるイスラームとの関係をめぐり大統領選挙の主要争点ともなったライシテとは何か。憲法1条が謳う「ライックな(教育などが宗教から独立した、非宗教的な、世俗の)共和国」は何を擁護しうるのか。現代の難題を考える。 内容(「BOOK」データベースより) 数々のテロ事件を受け、フランスはいま、政治と宗教、共生と分断のはざまで揺れている。国内第二の宗教であるイスラームとの関係をめぐり、二〇一七年大統領選挙の主要争点ともなったライシテとは何か。憲法一条が謳う「ライックな(教育などが宗教から独立している、非宗教的な、世俗の)共和国」は何を擁護しうるのか。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 伊達/聖伸 1975年仙台市生まれ。東京大学文学部卒業。フランス国立リール第三大学博士課程修了(Ph.D.)。上智大学外国語学部フランス語学科准教授。専攻は宗教学・フランス語圏地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ライシテから読む現代フランス――政治と宗教のいま (岩波新書)の詳細

本のタイトル : ライシテから読む現代フランス――政治と宗教のいま (岩波新書)
作者 : 伊達 聖伸
ISBN-10 : 400431710X
発売日 : 2018/3/21
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 29.96 (現在のサーバー速度は22.27 Mbpsです
以下は、ライシテから読む現代フランス――政治と宗教のいま (岩波新書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
一口で「政教分離」と言っても、アングロサクソン系の政教分離とフランスの政教分離とではだいぶ異なります(もちろん、日本もそうですが)。本書は、フランスにおける政教分離をその歴史的な成り立ちから掘り起こして、ライシテの現在までを論じた一冊です。元々はカトリック教会からの自由を巡る闘争でしたが、最近の議論(ヴェール論争以降)はライシテの名のもとに多数者(カトリック教徒)が少数者(イスラム教徒)に同化を迫る抑圧の論理になっているのではないかと私自身感じていたところ、この本に出会いました。シャルリ・エブド事件に対するフランス世論(主としてキリスト教徒)の反応(多数者としての反省や謙抑が何もなく、ただ被害者感情を高ぶらせている)を冷ややかに感じていましたが、この本を読んでその背景がよく分かりました。歴史的に、ユダヤ人等もカト=ライシテの犠牲になってきた延長線上にイスラム教徒に対する厳しいまなざしがあるようです。最も本書で好感が持てるのは、多様なイスラムのあり方について紙面を割いて論じているところです。フランスを含めた先進国かぶれの知識人にありがちな「イスラムとはこういうものだ」と一面的な決めつけをするのではなく、イスラム教徒の間での論争を丹念に追っているところに、著者の誠実さを感じました。

Abigail Hannah Directory 2021

Ebook Library Free Download @izoaraya.shopinfo.jp

0コメント

  • 1000 / 1000