住友銀行秘史 epubダウンロード

住友銀行秘史

によって 國重 惇史


4.7 5つ星のうち(135人の読者)

住友銀行秘史 epubダウンロード - メディア掲載レビューほか 戦後最大の不正経理 こんなヤツらにカネを預けて大丈夫なのか? 読みながらつくづく思った。 國重惇史の『住友銀行秘史』は、イトマン事件について当時の住友銀行内から観察したノンフィクションである。戦後最大の不正経理といわれる同事件は、たんに不正をやってバレて首謀者がお縄になった、というような単純なものではない。イトマン(伊藤萬)、そして同社に多額の融資をしていた住友銀行内の、派閥抗争・人事抗争も含むドロドロしたなかで起きたことだった。不正を諫めようとする者、それに乗じてひと儲けたくらむ者、人間の欲と感情がもつれ合う。 事件の渦中、著者は内部告発文書を何度も発信し、ときには新聞記者らと手を組みながら、行内の膿を絞り出そうと奮闘した。本書は著者が手帳に克明に記録していた文章を元に事件を再現するものだ。ほとんどの人物が実名で登場し、悪態も含めて著者が抱いた感情がストレートに記されている。ジャーナリストが書いたものにはない迫力を感じる。 バブルを象徴する事件だったのだとあらためて思う。繊維をメインにしていた老舗商社が総合商社になって、より拡大していこうとしてマネーゲームにはまりこんでいく。土地を使った錬金術や詐欺同然の美術品取引など、まるで小説のよう。 呆れてしまうのは、住友銀行会長の磯田一郎や住銀役員から伊藤萬社長になった河村良彦らの公私混同ぶりだ。老いても地位にしがみつき、身内に甘い汁を吸わせようと画策する。腐った幹部の取り巻きもまた腐っている。 でも、腐っていたのは住銀だけだろうか?評者:永江朗(週刊朝日 掲載) 内容紹介 大蔵省とマスコミに「内部告発状」を送ったのは私だ。実力会長を退陣に追い込み、上層部を動かし、わが住友銀行は生き延びた。そのなかで、行内の人間関係が露になり、誰が本物のバンカーなのかもわかってきた。いま明らかになる「イトマン事件」の真実、闇社会の勢力との闘い、銀行内の激しい人事抗争ーー。四半世紀の時を経て、すべてを綴った手帳を初公開する。大蔵省とマスコミに「内部告発状」を送ったのは私だ。実力会長を退陣に追い込み、上層部を動かし、わが住友銀行は生き延びた。そのなかで、行内の人間関係が露になり、誰が本物のバンカーなのかもわかってきた。いま明らかになる「イトマン事件」の真実、闇社会の勢力との闘い、銀行内の激しい人事抗争ーー。四半世紀の時を経て、すべてを綴った手帳を初公開する。 内容(「BOOK」データベースより) 戦後最大の経済事件「イトマン事件」。保身に走る上司とぶつかり、裏社会の勢力と闘ったのは、銀行を愛してやまないひとりのバンカーだった。すべてを綴った手帳を公開する! 著者について 國重 惇史國重惇史(くにしげ・あつし)1945年、山口県生まれ。68年、東京大学経済学部を卒業。同年、住友銀行(現三井住友銀行)に入行。渋谷東口支店長、業務渉外部部付部長、本店営業第一部長、丸の内支店長を歴任。94年に同期トップで取締役就任。日本橋支店長、本店支配人東京駐在を経て、97年、住友キャピタル証券副社長。銀行員時代はMOF担を10年務めた。その後、99年にDLJディレクトSFG証券社長になり、同社を楽天が買収したことから、2005年に楽天副社長に。楽天証券会長、イーバンク銀行(現楽天銀行)社長、同行会長を経て、14年に楽天副会長就任。同年、辞任。現在はリミックスポイント会長兼社長。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 國重/惇史 1945年、山口県生まれ。68年、東京大学経済学部を卒業。同年、住友銀行(現三井住友銀行)に入行。渋谷東口支店長、業務渉外部部付部長、本店営業第一部長、丸の内支店長を歴任。94年に同期トップで取締役就任。日本橋支店長、本店支配人東京駐在を経て、97年、住友キャピタル証券副社長。銀行員時代はMOF担を10年務めた。その後、99年にDLJディレクトSFG証券社長になり、同社を楽天が買収したことから、2005年に楽天副社長に現在はリミックスポイント会長兼社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

住友銀行秘史の詳細

本のタイトル : 住友銀行秘史
作者 : 國重 惇史
ISBN-10 : 4062201305
発売日 : 2016/10/6
カテゴリ : 本
ファイル名 : 住友銀行秘史.pdf
ファイルサイズ : 21.33 (現在のサーバー速度は27.51 Mbpsです
以下は、住友銀行秘史に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
住友銀行の内情を著者の可能な限りの情報源をもとに書かれた本であり、情報源の幅の広さに感心もするが、身近にいた人しか書けない内容の本である。テレビドラマで誇張したシーンが良くあるが、実際に行われていることを明らかにしてくれた本でもあり、一読をお奨めしたします。

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