黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 (講談社文庫) epubダウンロード無料

黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 (講談社文庫)

によって 綾辻 行人


3.6 5つ星のうち(52人の読者)

黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 (講談社文庫) epubダウンロード無料 - 内容紹介 大いなる謎を秘めた館、黒猫館。火災で重傷を負い、記憶を失った老人・鮎田冬馬(あゆたとうま)の奇妙な依頼を受け、推理作家・鹿谷門実(ししやかどみ)と江南孝明(かわみなみたかあき)は、東京から札幌、そして阿寒へと向かう。深い森の中に建つその館で待ち受ける、“世界”が揺らぐような真実とは!? シリーズ屈指の大仕掛けを、読者(あなた)は見破ることができるか?シリーズ最大級の綾辻流・大仕掛け! 「館」シリーズ全館、これにて改装完了! 内容(「BOOK」データベースより) 大いなる謎を秘めた館、黒猫館。火災で重傷を負い、記憶を失った老人・鮎田冬馬の奇妙な依頼を受け、推理作家・鹿谷門実と江南孝明は、東京から札幌、そして阿寒へと向かう。深い森の中に建つその館で待ち受ける、“世界”が揺らぐような真実とは!?シリーズ屈指の大仕掛けを、読者は見破ることができるか? 商品の説明をすべて表示する

黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 (講談社文庫)の詳細

本のタイトル : 黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 (講談社文庫)
作者 : 綾辻 行人
ISBN-10 : 4062777436
発売日 : 2014/1/15
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 28.06 (現在のサーバー速度は18.66 Mbpsです
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綾辻って推理作家は本当に不思議な存在で,なんの脈絡もなくいきなり出てきた突然変異型だと個人的はそういう感想を持つ。完成度とか質はなく,寧ろハチャメチャなのに奇跡みたいなデビュー作があり,その後次々と刊行した作品も多かれ少なかれ必ず開拓の要素を有している。王道をゆく伝統的な匂いがありながらどうしようもなくデジタルで先鋭的な作風だろう。それが暴走しながらもいちよの集大成をみせたのが館シリーズの前作『時計館の殺人』だろうが,あれを読んだ時身震いするほど感動したにもかかわらず同時に「ここまでやるか?」的な嫌悪感があったのも正直事実だ。あの瞬間に何か完成して何か終わったと思う。ただそこで自らに鞭打つことをやめず貪欲さを失わないところが感心。そしてこの一作なのです。アイデアは昔からあったと著者本人は語っているが,これはアイデアというよりシステムって響きの方がちかい。限られたシステムのなかでアイデアを展開させることは努力次第で誰にでもできるが,システムを考案・改良しろって言われても大抵できない。同時期の島田荘司『眩暈』や,我孫子武丸の『殺戮にいたる病』なんかが出てきた流れも合わせてここが一種ミステリが変質した瞬間でありターニングポイントだと感じる。さて御託はそのぐらいで肝心な本作の内容はといいますと,黒猫館なる屋敷でおきた殺人事件の顛末がしるされた手記がある。同時に記憶を失った男がいた。彼はどうも書き手らしい。調査をする。その過程で読者は何か不自然で違和感があると感じながらもだんだんと綾辻の術中に嵌り支配されていく。そうしたらね最後ね思い込んでいた風景が崩壊して不思議な光景に出逢うの。。そのカタルシスが最高。

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