舟券3連単出目王6点勝負 (サンケイブックス)

舟券3連単出目王6点勝負 (サンケイブックス)の詳細

他の出目表と同じく、人気順さえ分かればそこから12点（本命6点・穴6点）の買い目を導き出せるタイプ。人気順120通り×12点、本書の終盤にびっしりと載っており、買い目はとても見やすいと思う。その買い目を用いた実践例(2016年SGオールスター初日～最終日全72R)が本書の大半を占め、「これだけ勝ってますよ！」という事が一目で分かり、凄みを感じさせるには十分なのだが・・・ただ、やはりこの手の出目表に共通して言える欠点が本書にも当てはまる。それは「一体何の情報から得た人気順を参考にするのか？」ということである。出目表である以上、何らかの情報媒体の人気順を参照→結果を集計→出目が判明・・・という順で本書を作ってある筈。なので当然、その出目表作りの際に参照にした情報媒体を使って、出目表から買い目を導き出さないと役に立たない・・・という結果に繋がります。その情報媒体はスポーツ紙？本場予想？売り上げ順？・・・一体なんであるのか？仮にスポーツ紙ならどこのものか？複数人の予想印があるが誰を参照にしているのか？・・・など疑問は尽きません。そして、それについての具体的な情報は本書を探しても載ってません。前述の実践例(2016年SGオールスター初日～最終日全72R)にも人気順がコチラ・・・というように簡易の出走表が載っているが、これも何の情報源かは不明です。おそらく複数の情報源の中から一番的中率の高かったものを用いたのでしょう。結果は見事な大勝です。私は本書を入手後、G1高松宮記念特別競走でスポーツ大衆紙２紙を活用＜ニッ○ン・スポ○チ＞し本書の出目表と6日間を照らし合わせてみました。（※節間72R、記者の予想印を参考に出目表で買ったらということ。実際に買う勇気はありませんでした＜汗＞）確かに記者によっては節間僅かにプラスとなったが、殆どの記者予想で節間大敗という結果に・・・。平均12R中2レース程度は当たるが、とにかく「惜しい」が多いのである。（ヒモ抜け、23着が逆でハズレ等）あと、変わっているのが人気順そのままの買い目が無いという事である。＜人気順：1号艇－2号艇－3号艇の場合、この１－２－３は買い目にない＞参考にした人気順そのままの結果ではハズレになるというなかなか思い切った出目表である。また、本命と穴の買い目がダブっているのも僅かに見られました。＜これは本命か穴・片方だけ買う方向けでしょう＞その日の収支をプラスで終えられているのは基本的に万舟券がうまく引っかかっている場合が多いです。また、出目表のならではの10万円を超える配当を的中させたレースも一般戦にはありました。もちろん、どの場の、どのレース、どのグレードを買うかによっても収支は変わるのだろうから、一概には言えないが、これなら1200円を「ランダム予想」で投資していくのとあまり差は無いのかもしれない。＜確率的には十分の一なのだし・・・＞厳しい意見となってしまいましたが、これはあくまでも「出目表」。「この買い目を買えば絶対に当たるんだ！」という気持ちで活用する本ではないでしょう。また、抜け目や穴を拾う出目表である（前述の通り、人気順通りの買い目が無いことから）ことから荒れやすいレースの方で真価を発揮しそうな気がします。今回参照にした高松宮記念特別競走は住之江ということもあり、インが強く荒れにくかった為、本書の真価が発揮できなかったとも考えられます。活用した情報源次第で評価が変わるであろう本書・・・私としては星２～２・５かなと思うのですが、選手が使うモーターとペラ宜しく、うまく「情報源」と「出目」がマッチングすれば『超抜』大当たりするかもしれないので、星は３つで。長文失礼しました。＜追記＞2016年10月25日～30日まで開催された福岡・SGボートレースダービー。難水面ということもあって万舟券が節間72レース中15本飛び出す穴党歓喜のSGとなりました。是非ともイン受難のこの場で検証を・・・と考えていたのですが、今回は節間を通じての新聞を入手出来なかった為、代わりとして全国どこでも同じ予想が見られる「テレ○ート」の『○の巻予想』を使って（※）みました。＜※予想印：◎＝1番人気、○＝2番人気、△＝3番人気として出目表と照合する＞結果は９レース的中も万舟０で収支大幅マイナス。・・・相性が悪かったようです。一体、何の予想が合うのでしょうかね？