憲法の正論オンラインブックダウンロード
憲法の正論
によって 西修
4.6 5つ星のうち(3人の読者)
憲法の正論オンラインブックダウンロード - 内容紹介 東大憲法学の欺瞞が よくわかる一冊 ◎GHQ憲法起草者の証言 ◎世界の憲法動向最新版 ◎憲法改正を阻むもの ◎9条改正の論点 第一人者が自ら精選、 憲法改正の論点を網羅した決定版。 第34回正論大賞受賞記念出版 【おもな内容】 序章 今こそ憲法改正へ歩みを進めよ 第1章 間違いだらけの憲法論議 第2章 「歴史の証人たち」が語る日本国憲法 第3章 9条への正論 第4章 憲法改正を阻むもの 特別収録 私の原点 《こんにち、わが国が立憲君主国家であることは国際社会の常識であり、国内においてもほぼ異論はない。宮澤憲法学が戦後憲法学の主流を形成しているが、虚構の上に構築された「8月革命説」も含め、私は研究の出発点から宮澤学説に違和感をいだくことになった。》(序章より) 《わが国にあっては、憲法解釈をもって、憲法学のすべてであるように把握されてきた。いわば病状を診断することが憲法学者の役目であって、処方箋を書くのは憲法学者の任務外であると認識されてきた。私は、処方箋を書くのも憲法学者の任務であると考える。》(本書より) 内容(「BOOK」データベースより) 東大憲法学の欺瞞がよくわかる一冊。 著者について 西 修(にし・おさむ) 駒澤大学名誉教授。1940年、富山県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。同大学院修士課程、博士課程修了。政治学博士、法学博士。専攻は憲法学、比較憲法学。メリーランド大学、プリンストン大学、エラスムス大学などで在外研究。第1次・第2次安倍内閣「安保法制懇」メンバー。2013年、第29回正論大賞特別賞受賞。19年、第34回正論大賞受賞。著書に『現代世界の憲法動向』『日本国憲法成立過程の研究』(以上、成文堂)、『日本国憲法を考える』『憲法改正の論点』(以上、文春新書)、『世界の憲法を知ろう』『証言でつづる日本国憲法の成立経緯』(以上、海竜社)など多数。趣味は落語で、芸名は「またも家楽大」。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 西/修 駒澤大学名誉教授。1940年、富山県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。同大学院修士課程、博士課程修了。政治学博士、法学博士。専攻は憲法学、比較憲法学。メリーランド大学、プリンストン大学、エラスムス大学などで在外研究。第1次・第2次安倍内閣「安保法制懇」メンバー。2013年、第29回正論大賞特別賞受賞。19年、第34回正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
憲法の正論の詳細
本のタイトル : 憲法の正論
作者 : 西修
ISBN-10 : 4819113739
発売日 : 2019/11/2
カテゴリ : 本
ファイル名 : 憲法の正論.pdf
ファイルサイズ : 25.99 (現在のサーバー速度は29.09 Mbpsです
以下は 憲法の正論 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
著者、西氏のことは国家基本問題研究所の会報に記載されたり話している内容を読んで、親しみを感じていたが、著作を読むのは初めてである。理路整然と憲法について述べる記述に感銘を覚え、憲法学者として歩んできた経歴に敬意を表したい。著者は学生時代に受けた恩師の薫陶を受けて、比較憲法の研究に勤しみ、今から四十数年前に130余の国々の憲法を対象として、非常事態に直面した場合の対処条項を比較・分析した論文を上梓している。非常事態対処規定が憲法に設定されていないのは日本国くらいだったと言う。この論稿は、当時(1972年)防衛大学で教職をとっていた著者によって学生に公開されていたが、野党から、この議題を防衛大学で公開したことを問題視する発言があったとのことである。防衛大学で非常事態対処を学ばずにどこで学べと言うのか、今も当時も、リベラルを自認する人々の頭の硬さには辟易とする。まずは事実としてかくありき、を認めるのが政治家としての責務だろう。更に、日本国憲法は世界でただ一つの平和憲法、と喧伝するリベラル派の主張に対して、すでに36年前に64か国で平和条項が設定されていることを著者は研究結果から知見している。これは私が最近読んだ、「Factfulness」で述べられている、ありがちな間違いである。過去の事実を正しいと思い込み、自己の得た知識の発展や展開に対する注意を怠る行為であり、或いは自己の主張に都合の良い解釈のままにしているか、を表すものだと思った。著者は日本国憲法の成り立ちについて、アメリカに渡って当時の日本国憲法の制定に携わったGHQ関係者に面談し、事実を掘り起こしている。一体、護憲派と言われる人々の誰が日本国憲法の制定の歴史を知るために著者と同じような努力をしているのだろうか。そういう人はいたとしても、自分たちの主張と違った結果を得たために、闇に葬っているのかもしれない。この本を読むと、事実の探求、即ち、ここで言えば他国との憲法比較がいかに大事なものかがわかる。他国の憲法を真似る必要はない、と言う意見も当然出るだろうが、その意見にも真理はあるとしても度が過ぎると鎖国時代に戻ってしまう、と言うことも銘記すべきである。この本は、比較憲法学を中心として述べてはいるが、私としてはそれだけではなく、学問を追求する学者としての地道な調査と研究に対する真摯な態度を学んだ気がする。
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